HP12cでリボルビング払いの正体を暴きましょう!
- 計算ベース:その時々の「未返済残高(あといくら残っているか)」に対して利息を計算します。
- 利息の動き:返済が進んで残高が減れば、それに応じて発生する利息も減っていきます。
- 特徴:いわゆる「実質年率」による複利計算です。
- 返済期間:「毎月定額」を返すため、追加で買い物をすると返済期間がどんどん延び、「終わりが見えにくい」のが特徴です。
その構造と「怖さ」を数学的に解剖します。
1.リボ払いの正体:HP12cで見る「終わらない理由」
多くのクレジットカードのリボ払いは、年率15.0%程度に設定されています。
例えば、30万円をリボ払いにし、毎月1万円ずつ返すとどうなるか、計算してみましょう。
- f REG
- 300,000PV
- 15gi(月利1.25%)
- 10,000 CHS PMT
- nを押すと…→38.0
38ヶ月(3年2ヶ月)かかります。
さらに、ここで1 f AMORTを押してみてください。
- 利息分:3,750円
- 元本部分:6,250円
分析:1万円払っても、そのうち約4割が利息に消え、借金は6,250円しか減りません。これがリボ払いの「残高スライド」の仕組みです。
「その月の残高×月利」で、毎月リアルタイムに利息を計算し直します。そのため、追加で買い物をすると、その瞬間に「残高(PV)」が増え、翌月の利息(PMTの中の利息成分)が跳ね上がります。
2.リボ払いの「落とし穴」を可視化する
リボ払いの恐ろしい点は、 「返済額(PMT)を自分で低く設定できてしまう」ことです。 もし、先ほどの30万円の借金に対して、月々の支払いを4,000円に設定したらどうなるでしょうか?
- 利息の計算:3,750円
- 支払額:4,000円
- 元本の減り:250円
- 完済までの期間:224ヶ月(約18.6年)
- 支払う利息合計:59万6000円
「30万円の買い物をするために、59万6000円の手数料をドブに捨ててる」。恐ろしい!
この計算結果を見て、「もったいない!」と即座に反応できない金銭感覚こそ、山崎先生が警鐘を鳴らした正体です。
HP12cは、これからもそうした「金融の罠」から身を守るための最強の盾となります。