「物理学とは、常識に対する挑戦である!」

この言葉は松原隆彦先生の『目に見える世界は幻想か?(物理学の思考法)』というご本の「まえがき」の中にある。「常識とは、人間の思考を根底から支配していて、そこから抜け出すことはとても難しい。物理学者にとっても、それは同じである。」と言っておられる。また、「この世界が人間の常識的な感覚で思うようなものにはなっていない、という事実だ。これまでの思考法が通用しないとなると、苛立ちを覚えたり悲しい気持ちになったりするが、それは次へ進むために必要なスプリングボードだ。逆境から立ち上がると、それまでに見えていなかった地平が見えてくる。物理学の紆余曲折には、そうした要素が満ち溢れていて、読者が生きていく上においても、なんらかのヒントになってくれるのではなかろうか。」と述べられている。

「数式・図表なしの新物理入門」と帯に書かれている通り、まったくない。しかし、現代の物理学までの紆余曲折が素直に頭の中に入ってくるので、是非、お読みいただきたい。「マネーの世界」を読み解くヒントが満載だと考えているところです。

eic1954

投稿者: eic1954

岩永FP事務所代表 一級ファイナンシャルプランニング技能士、 日本FP協会CFP認定者

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