お金の時間価値を表す、『割り算』その2

$$S=M\times \frac {\left( 1+i\right) ^{n}-1}{i} $$

S:終価

  M:年価

  n:年数

   i:利子率

上の式は年価(M)から終価(S)を求める式で、年金終価係数といいます。

お金の時間価値を計算するには、現価(P)と終価(S)、年価(M)の概念を理解することが大事です。

特に年価(M)はある利子率を前提にして現価や終価を毎期末の均等払いの値に換算した平均値であり、年価(annual value)と呼ばれています。 時間価値を加味した平均値であるため、単純な平均値と区別する意味で年価という別の名称が与えられているわけです。

現在価値~資金と時間との関係~内藤伸浩氏の引用文

世の中を『割り算』で表現する、その1

先ずは、最初に人生設計の基本公式からご紹介しよう。

これは、山崎元先生のご本に掲載されているもので、私たちが把握すべき「必要な貯蓄額」を算出する式です。

『割り算』で構成されています。下に書かせていただきます。

$$ S=\frac {x\times Y-P-\frac {A}{b}}{\left( \frac {a}{b}+x\right) \times Y}$$

     S :必要貯蓄率

     X:老後生活費率

     Y:手取り年収

     P:年金額

     A:現在資産額

     a :現役年数

     b :老後年数

「人生とお金の計画」は、自分の現在の状態をざっくり把握して、必要な貯蓄額を現実に落とし込み、それが貯められているならだいたいオーケーである、と考えて下さい。つまり、自分のお金の全体像をざっくり把握して、いつまで働き、働きながらいくら貯めていけばいいのかを計算し、それが実行できていれば、あとは自由でいいのです。

『お金で損しないシンプルな真実』(人生を自由に生きたい人はこれだけ知っていればいい)著者 山崎元 より引用文