記憶レジスタ

HP12cでは「記憶レジスタ」に数値を記憶します。RPNモードでは、4個の特殊レジスタがあって計算途中の数を記憶しており、さらに別のレジスタ(LastXレジスタと呼びます)に計算をする直前の数値をひとつ記憶していきます。以上のレジスタには自動的に数値が記憶されます。

その他に、手動で数値を記録しておける数値記憶用レジスタが20個あります。

この記憶レジスタにストア(記憶)するには数値の後に【STO 】を押して、レジスタの番号0~9、【・】0~【・】9を入力します。同様にレジスタ内の数値をリコール(呼び出して表示させる)には【RCL】を押してからレジスタ番号を入力します。

このリコールはレジスタ内の数値をコピーしただけで、レジスタ内の数値はそのまま残っています。リコールするとそれまで表示していた数値は、別の数値を入力したときと同様に、電卓の内部(スタック)に記憶します。

この「スタックレジスタ」という機能が前頁に掲載の「12P Pro」には右端上部に表示されるようになっているので、初心者向けです。

さらに、金融レジスタ(【n】、【i】、【PV】、【PMT】、【FV】)が最上段の左側5個のキーにあります。このキーの操作が私たちが習得すべき重要ポイントです。

*【 】はキーを表しています。

HP12cPlatinum金融電卓日本語ユーザーズガイドから引用