この言葉は『経営トップが綴る毎日の言葉』の中の9月28日分として掲載されているものです。サンゲツの元社長日比賢昭氏の書かれた文章です。是非、お読みください。
「時は人間の消費しうるもののなかで、もっとも貴重なものです。時間ほど万人に平等なものはなく、能力のあるなしも、貧富の差も関係なく、一日は二十四時間という時間は等しく与えられます。そして、時間は蓄えることができず、過ぎ去った時間はお金で買うことも再び手に入れることもできません。
このような貴重な時間を形がなく目に見えないためか、無神経に無関心に過ごしている人が多いのに驚きます。時間を半分にしか使えない人もあれば、時間を二倍・三倍も有効に使っている人もあります。
また、時間を有効に使う人はお金の使い方も上手です。「お金はコツコツ貯めて大きく使え」といわれるように時間も全く同じです。そして価値ある仕事は充実した長い時間をかけなければ手にすることができません。
「ゆっくり歩けば遠くへ行ける」、この言葉は急がず、たゆまず高い目標を持って毎日を積み重ねていくことが最も大切であることを教えております。」」
私はこの言葉に会えて幸せな気持ちになりました。この時を大切にしたいと思いました。作者はもうお亡くなりになっておられました。