今私が読んでいる本の一節を紹介します。
「ある国の通貨を外国が受け入れるかどうかの判断基準は、もはや通貨を発行する国の信用ではなくなりました。それは国への信頼よりも技術への信頼であり、もっといえば利便性であり、それとつながるネットワークです。」
(『日本をこう変える 世界を導く「課題解決型国家」の創り方』(松田 学 著)より)
「日本は何を生み出していけばよいのでしょうか。そこで最後に残っている鉱脈こそがブロックチェーン技術だと私は思います。 なぜかといえば、ブロックチェーンというのは、手先が器用で、徹底的なこだわりをもつ「おたく」が創意工夫でいろいろなものを生み出していくという、日本人の国民性に合っている技術だからです。 ブロックチェーンはまだ黎明期の技術です。サトシ・ナカモトなる人物がこれをビットコインに応用したので、仮想通貨の技術として知られるようになりましたが、じつは、暗号のプロたちの世界では、もっと以前から存在していた技術でした。それは仮想通貨というよりも、社会のいろいろな仕組みに実装することで本物の威力が発揮される技術でもあります。世界ではその動きがすでに始まっていますが、日本ではまだ応用の実際例がわずかしかありません。 日本人の器用さと課題解決力、創意工夫の力をもってすれば、地域コミュニティや福祉コミュニティなどの草の根的な場面などでも、ブロックチェーン技術の活用法を広げていくことができるはずです。また、黎明期の技術であるからこそ、特定の分野の特定の課題解決にブロックチェーンを一生懸命に応用しようとする日本の「おたく」たちの努力が、ブロックチェーンそのものにさまざまなイノベーションを起こすことにつながるはずです。」
(『日本をこう変える 世界を導く「課題解決型国家」の創り方』(松田 学 著)より)
私たちはこの道を進むべきではなかろうか?
ブロックチェーン技術が私たちを救ってくれることを期待する!