数学と物理学の超入門書

私は物理と数学は科学の両輪で、永野先生が「物理・数学の繋がりを理解すれば、わかる楽しさは相乗効果を発揮する!」とおっしゃることは本当だと思います。

さて、そうは言っても数式だらけの専門書は読む気も起らないことも確かなことだと思いますので、以下の2冊をご紹介したいと思います。

2冊とも岩波新書で『零の発見』(吉田洋一著)、『物理学はいかに創られたか』(アインシュタイン・インフェルト著)

歴史的名著で数学・物理をまったくかじったことがない人にもお勧めできます。私のように高校数学・物理をもう一度がんばって理解しようという人の入門書になると思います。世界的著名人がこんなにもわかりやすく書いてくれていたのかと再発見し感動しましたので!!

私たち文系人間に、又もや福音書現る!!

前回の『経済数学の直感的方法』に引き続いてご紹介したい書籍が発刊されました。その著書名は『はじめての物理数学』(自然界を司る法則を数式で導く)、永野裕之先生のものです。両者とも微積分の重要性を主張されています。「微積分学を身に着けることが私たちの人生にもたらす恩恵ははかりしれない」(永野先生の言葉)。また、前著の著者長沼伸一郎氏の「世界史的に見ても、微積分の発見こそがこの300~400年で最大の事件だったことはほぼ間違いない」という言葉があります。今こそ、『金融リテラシー』の常識・非常識を気付くためにも金融数学の基礎を学びましょう!私は中高校のとき算数・数学が苦手で嫌でした。しかし、それでは世の中の見えてるところだけで生きる人生でいいのでしょうか?般若心経(人生を強く生きる101のヒント)の著者公方俊良先生の「常識を、能力を押さえつける重石にするな」の言葉のように「人が常識を放棄するとき、一つの新しい一層明瞭な認識と確信が生まれる」が如くに『金融リテラシー』を探求する努力を勇気をもって行いたいものです。ご紹介した二冊の本は私たちの福音書となるでしょう。