「HP⒓c」の金融電卓は3つ目の機能メニューとして【f】【AMORT】キーをあげることができる。これは「amortization」の略で「ローンの償還」を計算してくれる。
操作手順を以下に掲載
1. 返済期間の年数入力し【g】【n】を押して月数をストアする。
2. 年利率の数値入力して【g】【i】を押して月率をストアする。
3. ローンの金額を【PV】にストアする。
4. 【PMT】【CHS】キーを押すと毎月の返済額が表示される。
5. 【g】【END】キーで期末支払とする。
6. 12【f】【AMORT】キーを押すと第1年度の支払のうち利子部分が表示
7. 【X><Y】キーを押す。第1年度の支払のうち元本部分を表示
8. 【RCL】【PV】キーを押すと、第1年度末のローン残高を表示
9. 【RCL】【n】キーを押すと、12と表示(償還済み支払回数総数)
10. 6から9の段階を繰り返すだけで償還スケジュール表を作成できる。
『HP⒓cによるときめきひらめき金融数学』のご本には第21章の頁に年金二重課税事件(最判平成22年7月6日)の事例研究が載っています。こんなところにも、金融電卓を使って計算し、解決を図っています。そうです。木村先生は国際税理法律事務所のエキスパートなのでした。