『FACT』を基に判断する!

「公式はある原理から導き出される。その原理はそんなに多くなく、例えば高校数学なら2つくらいしかない。そこから公式をすべて導き出すのだ。それで数学の問題はすべて解いてしまっていた。これは公式を導き出す過程をすべて理解しているから解けるのであって、応用はそちらの方がきく。」

(『FACTを基に日本を正しく読み解く方法 (扶桑社BOOKS新書)』(高橋 洋一 著)より)

髙橋洋一先生は普通には天才だと評されているが、上記のご本にはシンプル思考の持ち主で分かり易く、私が大好きで尊敬する人物だ。

歴史上の大人物として、日本史に燦然と輝く星になった高橋是清の親戚にあたるんじゃないかと、アメリカのFRB議長ベン・バーナンキ氏などに言われたということを髙橋洋一先生が何処かのご本で披露していたことを思い出す。冗談ではあろうが?

私のもう一人のヒーローは郷里の大天才だった志田林三郎で、日本電気工学の祖と言われている。

二人は幼少の頃から天才を発揮していたらしい。上記の文章も私からしたら驚かされる記述ではある。高橋先生!日本のためドンドン異彩を放ってください。お願いします。

わたしたちの『FACT』とは何なのか?

 公認会計士で有名な山田真哉先生がこの10年で一番好きな本として、挙げられている『帳簿の世界史』があります。この本の解説で書かれていたことが非常に興味深いものでした。『会計』が政治や文化に影響を与え、さらには歴史までをも動かしてきたという驚愕の事実、『会計』が歴史を動かすダイナミズムにあることを本書は伝えています。

また、現代の金融システムの土台ともいうべき『会計』が『FACT』として有効に機能しているのだろうかという疑問が、ふつふつと沸いてくるのです。

もう一度、山田先生に登場してもらいましょう!

「帳簿の未来」と言っておられますが、『ブロックチェーン』という技術によって「帳簿の歴史」は遂に、「帳簿=貨幣」となったことで、新たな時代を迎えようとしている。

『帳簿の世界史』ジェイコブ・ソール著(解説文:山田真哉論述)

『hp12c』で「数学脳」を創る

数式と出会ったら解読する

解読の3ステップ

 1.そのまま読む

 2.日本語で読む

 3.数値例を当てはめて読む

『証券アナリストのための数学再入門』金子誠一著

解読の3ステップの3番目に『hp12c』を利用するのが、私のメソッドです。

現在の貨幣の価値はそのまま放置すれば増加も減少もしない。しかしその貨幣を一定の利率で預金すると、1年後、2年後、5年後には増加している。このような将来のある時期の貨幣の価値を、将来価値(FV,future value)という。これに対して現在の貨幣価値を現在価値(PV,present value)という。

『ファイナンス数学の基礎』小林道正著

単利法によるn年後の将来価値

    n年間の価値の増加量=現在価値×年利率×期間

    n年後の将来価値=現在価値×(1+年利率×期間)

   $$FVn=PV(1+nr)・・・・・・①$$

複利法によるn年後の将来価値

$$n年後の将来価値=現在価値×(1+年利率)^n$$

  $$FVn=PV(1+r)^n・・・・・・②$$

『ファイナンス数学の基礎』小林道正著

①と②式を数値例を当てはめて読むために『hp12c』を使ってみよう!

『HP12c』を紹介するサイト

この記事は2007年にかかれたものですが、このサイトの管理者秋山様から承諾を得てリンクを貼ったものです。この金融電卓の凄さを紹介するのにいいなぁと思いますので読んでみてください。私には技術的な面はわかりませんが、わかりやすい内容だと思います。

https://tomoaki.akiyama.nu/interest/computer/hard/calculator/hp-12c.html

文学脳と数学脳

この主題は金子誠一さんの著書『証券アナリストのための数学再入門』の中の言葉を引用した物です。

以下引用文です。

「文学脳人間は練習問題が嫌いです。“To be or not to be.”と正解がない問題で悩むのが好きなので、唯一の正解(unique solution)があることを保証されている課題に取り組むのは馬鹿らしいのですね。」

『証券アナリストのための数学再入門』金子誠一著

この引用文は今の日本政府の政策を言い得て妙です。

数学脳人間は数式と出会ったら解読するという第一の習慣があると金子誠一先生は言います。また、体育会系の振りをして基礎練習の反復に取り組みます(練習問題を解いて体で覚える)、これが第二の習慣です。数学脳人間は第三の習慣として、紙とエンピツと電卓を持って机に座る、数式の導出は自分で確認する。…

『証券アナリストのための数学再入門』金子誠一著

こう言う私も文学脳人間で、そういう世界にどっぷり浸かって世相の批判ばかりをしている人間ですが、あまりにも欧米の金融環境との時代遅れを認識せざるを得ません。この30年間まったく経済成長しない国になってしまった原因は政府の政策の失敗もありますが、わたしたち一人ひとりが「パーソナルファイナンス」の基礎を学ぶ必要性を感じなかったことも一因ではと考えます。そういう意味で金融環境を醸成出来なかった金融専門家の努力不足でしょう! 独立した個人として経済環境に立ち向かう向上心が大事ではないでしょうか。

『hp12c 』という金融電卓は1981年に誕生して以来、ずっと欧米人に使われ続けている計算機の元祖のようなものです。文学脳人間にとって、逆ポーランド記法を使う『hp12c 』は「数式どおり初めから解いていく」には打って付けなのです。このことをこれから具体的にご紹介していきますのですので、ご期待を!

六角川大橋ウォーキング

前回の投稿で、心配していたウォーキング参加の通知が届き、ほっとしました。

7月17日の天気は、朝から雨が降っていて中止かなと心配しましたが、小降り後、曇りとまずまずのウォーキング日和で、汗もかかずに歩き終えました。

田島町長も言っていましたが、白石町には「待望の橋」となることでしょう。

上の写真は六角川大橋の上から、上流にある住之江橋方面を撮った写真です。

六角川大橋が完成し、沿岸道路開通!

待ちに待った有明海沿岸道路が、7月24日(土)に開通する。ここでも何度か六角川大橋ができる途中の写真をアップしていましたが、予定通りいかなかったことが、余計に喜びを大きくしたように感じられます。市内と白石町の移動は13分程短縮できるそうです。

開通に先駆け、六角川大橋ウオーキングが開催されるとのこと、歩いて渡れるのは今回限りということで参加希望者が多いのでは? 私も申し込をしたが、はたして参加できるか?

佐賀新聞の記事を掲載しておきます。佐賀新聞ライブラリーをご覧ください。

『国勢調査2020』令和時代の幕開け

総務省統計局のYouTube動画が素晴らしいので、紹介します。皆さん是非、ご覧ください!

統計が始まってから、もう100年になるのですね! 今年は第二十一回の国勢調査の年です。

統計調査がどんなに役立っているかの動画もありますので、参考にしてください。

「ε-δ論法」に込められた知恵

今回で、投稿が100回目になりますので、記念してというのはおこがましいですが、ちょっと趣を変えてお伝えしたいと思います。

正直申しまして、上記の「ε-δ論法」なるものが言わんとしていることが理解できません。長岡亮介先生がお経のように、下記の文を100回唱えよとおっしゃっていますので、それを実践しようと思います。ご賛同される方は一緒にやってみましょう!

「般若心経」を唱えだしてから、もう4年になるのですが「276文字にこめられた生き方の真髄」を究めるまでには・・・。

それでは、ご紹介しましょう!

「誤差の限界を与える任意の正の整数 ε に対して、適当な正の数 δ をとれば、X₀からの距離が0より大、δより小、すなわち0<|X-X₀|< δ となる任意のXに対してf(X)と1との誤差|f(X)-1|が ε より小となる」

『数学的な思考とは何か』長岡亮介著より引用